馬油とは
石鹸専門用語「馬油」について
馬油とは馬のお腹や首の部分から採取される油脂のこと。
人間の皮脂に近い脂肪酸構成比になっているので、人間の肌との相性が良く馴染みやすいのが馬油の特徴。
馬油は昔から火傷や切り傷の民間治療薬として使われていました。
「ばゆ」ではなく「ばーゆ」または「まーゆ」と読みます。
馬の脂には、リノレン酸、リノール酸などの多価不飽和脂肪酸が約60%以上含まれているため、融点は30~43℃と牛や豚の脂にくらべ低く、やわらかいのが特徴の油脂。ただし、不飽和脂肪酸が多く含まれているため酸化しやすく、臭いという欠点があります。
馬油を石鹸の材料として使った場合、リノレン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸が多いため低温でも泡立ちの良い石鹸となりますが、柔らかく溶けやすい性質となります。
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