苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)とは
2016/08/18
石鹸専門用語「苛性ソーダ」について
食塩水を電解して得られる強いアルカリ性の物質。
油分と反応して鹸化(油が石鹸になる化学反応)する特性があるため、石鹸作りに欠かせない成分。市販されている石鹸の場合、製造過程において未反応のアルカリ分は丁寧に取り除かれ、熟成されます。完成された石鹸に苛性ソーダがそのままの状態で残る事はありません。
石鹸を手作りされる方へ
苛性ソーダは薬事法で劇物と指定されているたいへん危険な薬品ですので、石鹸をご家庭で手作する場合は、マスク、保護めがね、保護手袋をつけ慎重に取り扱わなければなりません。石鹸を作るときに使われる苛性ソーダの濃度は高く、皮膚に触れれば火傷をしますし、目に入った場合は視力低下や失明することもあります。
- 油脂と苛性ソーダを混ぜる時は、中身が飛び散らないよう注意しましょう。
- 後片付けの時に使った石鹸素地のついた紙なども慎重に処分しましょう。
石鹸作りに使う道具は、お菓子作りに使うものと変わらないから簡単などと思わないでください。
石鹸を自分で作りすることは楽しいですが、危険が潜んでおりますので慎重に安全に。
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