起泡剤(気泡剤)とは|foaming agent
2022/09/28
石鹸専門用語「起泡剤」について
気泡剤とも書きます。
泡は、液体と空気から成り立っていますが、起泡剤の役割は溶媒に溶かしたときに溶液の泡を生じさせて、生成した泡を安定にして消滅を防ぐ作用をもつ物質。
“泡立ちやすさ”と“泡の消えにくさ”を作り出す成分ということになります。
泡は洗浄力の目安となりますが、泡立ちの良さに比例して汚れを落とす力が強い、というわけではありません。
気泡剤の種類|陰イオン界面活性剤
高級アルコール硫酸エステル塩
世界初の家庭用合成洗剤の原料になった合成界面活性剤。
低温でよく溶け、泡立ちがよいのでハミガキやシャンプーにもよく使われます。
アルキルエーテル硫酸エステル塩
石油系界面活性剤のひとつ。
高級アルコール硫酸エステル塩に比べて皮膚や粘膜への刺激が少ないとされます。
N-アシルグルタミン酸塩
「アミノ酸系」のシャンプーやボディソープなどに幅広く使われています。
pHを下げる目的で、石鹸に混ぜるという使い方もされています。
リン酸エステル塩
洗顔料やシャンプーなどによく使われる界面活性剤。
中性なので、「マイルドでお肌にやさしい」と謳っている製品にはよく使われています。
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