石鹸工房を訪ねて

手作り無添加石鹸製造工場の紹介

石鹸工場その石鹸工房は九州の閑静な住宅街にありました。
工場が立ち並ぶ一角にあり、近づけば石鹸の匂いがするはず、と思っていた私は戸惑いを覚えました。
工場というより手作り工房という感じです。

工房は石鹸独特の匂いは全くせず、植物の自然な香りがほのかに漂っているだけ。

ソーパーの金井さん曰く・・・
『石鹸工場が臭い理由は劣化した油を使っているからです。
加齢臭などの原因も皮脂の酸化ですからね。
そして、その油臭さを消すために香料などを入れることになる訳です。』
こう話すのは、 この石鹸工房の主、石鹸作り名人の金井さん。

石鹸工房のオーナー金井さん

石鹸製造工房大手化粧品メーカー勤務時に頭皮の痛み、出血など、シャンプー、石鹸に含まれる合成界面活性剤の怖さを体感。
その後石鹸メーカーに転職するも、自分が納得できる石鹸を作りたい、という想いから8年前にこだわり無添加石鹸を作るための工房を作り独立。
厳選した素材で肌に優しく、自然分解が早く、環境にもやさしい、こだわりの無添加石鹸だけを作り続ける『石鹸マイスター』。

工房内は、 大量生産できるほどの機械はなく、どちらかというと厨房のような雰囲気。
生産から出荷までほぼ全て手作業で行なわれていました。

スピード・大量生産が求められるこの時代にあって、無添加スキンケア専門化粧品ジェンティールの「プレミアム・フェイシャルソープ」は工房で一窯一窯ていねいに手作りされた無添加洗顔石鹸なのです。

無添加石鹸の製造工程

  1. 高温で加熱せず、低温でじっくり窯焚き
    石鹸工房
  2. ジェンティール化粧品独自の植物発酵エキスを投入
    石鹸工房
  3. そして、型入れ
    石鹸工房
  4. ある程度の硬さになったら 切り出し作業
    石鹸工房
  5. まずは棒状にカットして
    石鹸工房
  6. 100gの重さになるよう一つ一つカット
    石鹸工房
  7. 切り出し作業後は熟成庫へ
    石鹸工房

工房内の熟成庫で自然乾燥

エッ!クラッシック音楽?

『モーツアルトなどクラシック音楽を聞かせて熟成させます。
植物にクラシックを聞かせると元気になると言われていますよね。
この無添加石鹸たちも自然由来の原料で作られたから効果があると思っています。
それに、ただ二か月間もほったらかしにするのはかわいそうですからね。』

無添加石鹸というご自分の作品への愛情が感じられます。

約二か月間、自然乾燥・熟成された石鹸は一つ一つチェックされ袋詰めして出荷・・・

『石鹸たちが「もういいよ。」と言ってくれるまでお客様へは お渡しできません。』

ん、乾燥剤?

『これは脱酸素剤です。
ジェンティール化粧品の洗顔石鹸には保存料、安定剤、石油系界面活性剤、香料、着色料などは一切使っておりません。
酸化しにくい最高グレードのオイルを使っていますが最高の状態を 長期間保つために入れます。もうこれは食品レベルですね。』

なんとも実直なお言葉。
一つ一つ丁寧な手作業。本当にありがとうございます。

ジェンティール化粧品開発担当

2020/07/14